とぴか
はしるってなに

絵     きむらゆういち
作     和合亮一

出版社   芸術新聞社
出版日   2013/06/25
本体    1,600円
ISBN13    978-4-87586-359-5
ISBN10    4-87586-359-4

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紹介文

新たな発見や創造のヒントになる作品を紹介するシリーズ《とぴか》の第六弾、「福島絵本づくりプロジェクト」からできた本。

福島市生まれの和合亮一さんが、始めて絵本に挑戦し、詩を作成しました。そして、数々のおはなしを手がけてきたきむらは、今回、絵のみを担当し、二人にとっての新境地の絵本となりました。

大地震、津波、原発事故。
日本を揺るがしたあの日、あの不条理なできごとが未来への
希望に大きな影を落としました。

しかしそれでも、人には生きていこうとする力と意思が備わっているはずです。そんな人間の姿を、親しい人との別れを余儀なくされた少年の、成長と悟りの中に託した絵本です。

あの日の不条理を前に少年は、いかに自立の道を悟るのか?

離ればなれになった子どもたちが、いつかまた手を取り合える日が来ることを願って…共に想いを贈ります。

まえがき

ふるさととは きみにとって
どのようなものですか

ぼくにとって それとは
かけがえのない たいせつなもの

ひがしにほんだいしんさいが あって
そこをはなれることになって

それでも いつか
かえることを やくそくして

がんばって はしりつづける
ぼくという ひとりの

きみという ひとりの
おはなしです

■受賞・選定

福島県から平成25年12月6日付で、「青少年の健全な育成に有益と認められる書籍」として推奨されました。

■刊行記念イベント

きむらゆういち×和合亮一トーク
「別離を越えて 絵と詩と絵本のこれから」

日時:2013年9月21日 19:00~
場所:紀伊國屋サザンシアター

 

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