ついにこの日がやって来ました。
あこがれのミロコマチコトークショー。
実は講談社の出版文化賞のパーティーで紹介されたのですが
その時は全く知らずにあいさつを返しただけでした。
でもしばらくしたある日、
新聞の広告を見ていたら
その広告の中に素晴らしいオオカミの絵を見つけたのです。
思わず見とれ、その絵を広告から切り取りました。
その広告は伊勢丹の広告だったので行ってみると
デパート中に彼女の絵が展示してあったのです。
ボクはデパートの受付に行き、
「この絵を描いた人は誰ですか?」
と聞くと
「ミロコマチコさんです。」
という答え。
ボクはそこで初めて講談社のパーティーで紹介された人と
繋がったのです。
それ以来ボクは彼女の絵のトリコです。
画家の道があったのなら、
あんな絵を描きたかった。
彼女の個展にも出来るだけ足を運び、
そしてトークショーに誘いました。
すると、なんと彼女は歌舞伎『あらしのよるに』も観てくれていたのです。
話はトントンと進み、そしてついに今日がやって来たのです。
ボクにとっては今をときめく画家ですが
講座生にはどのくらい知名度が伝わっているのだろう。
という心配は全くなく。
募集開始からわずか2日間で満員に。
今までの誰よりも早いスピードでした。
更に彼女はライブペインティングは何度もしているが
トークはほとんどしたことがない。
「でもこの機会に挑戦してみようかな。」
と言ってくれたのです。
なんとレアな会でしょう。
これこそボクの出番です。
まずはカメラの前でインタビュー。
そしてライブペインティング。
「ああ~消しちゃうの。」
というため息が漏れる中、次々に絵が変化していきます。
「初めの動物はどこにいったの。」
「せっかく描いた絵が。」
「え?まさかここでこんな動物が出現!?」
まさに描いて行く絵そのものがドラマチック。
そして大きな拍手の中、
ぴったり1時間でベニア板3枚くらいの大きな絵が完成。
さて、その絵が今どこにあるかと言うと・・・
じつはうちにあるのです。
いただいてしまいました。
家宝です。
で、いよいよトークショーです。
そこでも意外な過去が。
「実は私、元々文を書く人だったんです。」
とか
「人と話してる時、全く違うことを考えていて
実は集中できていないんです。絵の時以外は。」
とか、とにかく不思議ちゃんであることは間違い無し。
トークの内容はそこに来た方のみの特典です。
きむらゆういち
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