ボクが絵本作家になるために、良い影響を与えてくれた作家の本。ブックカバーチャレンジ第1日目は、この1冊!

 

ボクが美大生の頃、イラスト業界の三羽烏と呼ばれていた花形のイラストレーターは、横尾忠則、宇野亜喜良、和田誠だった。

中でも、和田誠氏は、大学の先輩でもあり、シンプルな線のイラストがボクを魅了した。

更に、アニメーションクラブだったボクは、彼の『殺人MURDER』という短編アニメ映画も大好きで、『COM』というマンガ雑誌の表紙も傑作で、毎月楽しみにしていた。絵だけでなく、マンガも作曲も映画も作るマルチ作家というところも好きでした。

マンガを描く時は“和田誠虫”、作曲すると“和田誠一郎”と名前もパロっていた。

ボクは、その道一筋という人より、マルチ作家という方が好きで、目標は、レオナルド・ダ・ヴィンチと和田誠でした。

そんな彼が文章を書いた本を第1回目に紹介することにした。

様々な作家や映画をパロディにしたこの『倫敦巴里(ロンドン・パリ)』は、面白くて、ボクは何度も読み返した。

そんな彼と一緒に仕事をすることは、ボクの夢のひとつで、機会があるごとに彼にチャレンジした。

たいていの夢だった素晴らしい画家の方々とはコラボが実現したのですが、彼だけは難攻不落で、ある時、彼に「キミはもう賞もとったし、いろんな人ともコラボしているし、別にもうボクとやらなくてもいいんじゃないの」と言われてしまった。

でも、やっぱりずっと好きな作家であることは変わりなく、再チャレンジした。

しかし、ついに叶うことなく残念ながら天国に行ってしまった。

きむら ゆういち

今回、バトンを回すのは、ボクの事務所のスタッフであり、ゆうゆう絵本講座の講師&絵本作家の『おくやまひでとし』さんです。よろしく!

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【7日間ブックカバーチャレンジ 目的と基本ルール】

●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする
(ルールの変更は各自アレンジOK)

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