あらしのよるに スペシャル〔1〕
ひとりぼっちの ガブ

作     きむらゆういち
絵     あべ弘士

出版社   講談社
出版日   2011/07/01
本体    1,400円
ISBN13    978-4-06-278505-1
ISBN10    4-06-278505-6

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紹介文

「あらしのよるに」の新たなシリーズがスタート。といっても「あらしのよるに」の続きではありません。今までの物語では語られることのなかった、ちびガブの話です。なぜガブはヤギと友だちになれたのか、その秘密はこの本を読むとわかるかも?

出版社より

ロングセラー「あらしのよるに」の世界からうまれた絵本
ほんとうに しんじられる ともだちがほしい。
たたかわなくても いい ともだちが。
「あらしのよるに」の主人公、オオカミのガブの生い立ちを描いた、感動の絵本!

作者より

■作/きむらゆういちよりメッセージ

「あらしのよるに」の世界へのお使い
第1巻しか書く予定のなかった“あらしのよるに”が、なぜ全7巻になってしまったか。
それは、読者からの「もっと続きが読みたい」コールからでした。
その度にボクは“あらしのよるに”の世界に行って取材し、文にまとめて伝えてきました。まるで読者と“あらしのよるに”の世界を行ったり来たりするお使いのようです。
そしてやっと終わってホッとしていたら、また呼ばれてしまったのです。
「子どもの頃のガブを知りたい」と。
この世界はなかなか奥が深いようです。

■絵/あべ弘士さんからのメッセージ

「あらしのよるに」シリーズをずっと描いてきたけど、今回は自分にとって 「新しい試み」という感じがして、楽しかったなあ。
まず、初めて「子どものオオカミ」を描いた。かわいいだけのキャラクターにはしたくなかったから、ちゃんと仔オオカミの体型に忠実に、描いてみたつもり。
それから、横長の絵本というのも、「あらしのよるに」では初めて。横長だと、画面が大きいから、絵をしっかり見てもらえるよね。
画法としては、今回はペンを使って、線を細かく描いた。オオカミの毛並みとかね。実は、ペン画は、新しい試みというわけじゃなくて、ぼくが1981年に 『旭山動物園日誌』にデビューしたころのタッチなんだ。そのあたりも、じっくり味わってもらえたらうれしいね。(談)

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